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雅子さまはなぜ“ご定番”のロングドレスなのか

 例えば昨年12月9日、雅子さまのお誕生日に際して上皇ご夫妻のお住まいを訪れられた日は、ジャケットタイプのトップスにやや大ぶりのボタンがあしらわれた、光沢のあるライトブルードレスをお召しに。

2021年12月9日、58歳の誕生日を迎えられた雅子さま ©JMPA

 この日、天皇皇后両陛下がお帰りになる時、周囲の用意が整った後に両陛下の車両のご出発が少し遅れた。現場の警備担当者は「もう少しです。今、玄関で立ち話をされています」と話していた。当初は30分ほどと思われたが、天皇皇后両陛下は1時間ほど仙洞仮御所に滞在された。上皇ご夫妻に愛子さまの成年行事やティアラ借用などについても、ゆっくりとお話しされたのかもしれない。

 12月23日、上皇さまのお誕生日祝賀に際しては、小ぶりの襟とボタンが印象的なごく淡いミントブルーのドレスをお召しになっているが、いずれも新年一般参賀でお召しになってきた雅子さまの“ご定番”のロングドレスと言える。

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2021年12月23日、上皇さまのお誕生日につき祝賀のため、仙洞仮御所を訪れられた雅子さま ©JMPA

 愛子さまがティアラを新調されなかったように、コロナ禍における国民生活などへの影響を考慮された側面はもちろんあるだろうが、雅子さまご自身のお召し物よりも、愛子さまの人生の節目に心を配られていたのではないか。

 雅子さまは、2021年のお誕生日に際してのご感想で、愛子さまがご成年を迎えられた感慨をこのように表現されている。

「愛子が生まれてからの20年間は長かったようにも、あっという間だったようにも感じられますが、様々な思い出が思い起こされて感慨深く思います。同時に、あの幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ちもいたします。皆様には、これまで愛子の成長を温かく見守っていただき、心から感謝しております。愛子には、これからも様々な経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております。愛子を引き続き温かく見守っていただけましたら有り難く存じます」

眞子さんの結婚に言及されなかった雅子さま

 内親王というお立場の愛子さまが成年を迎えられたことで、今後、将来の進路やご結婚についても国民からの関心は集まることだろう。

2021年、愛子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 昨年10月に結婚した秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんについて、雅子さまはお誕生日のご感想の中で言及されなかった。高円宮家の女王方の結婚についてもご感想では触れられていない。

 しかし、2005年12月のお誕生日に際してのご感想では、紀宮さま(現・黒田清子さん)のご結婚について祝福するおことばを寄せられている。