TBS『東大王』にレギュラー出演し、著書に『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』がある、東京大学農学部4年生の紀野紗良さん。北海道出身で東大受験を目指した大変さ、『東大王』で憧れの鈴木光さんと出会って変わったこと、卒業後の進路について詳しく伺いました。(全2回の2回目/前編から続く)

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卒業時に「妹ができたような気持ち」と……

――紀野さんだけではなく、『東大王』女子メンバーも、東大に通う女性と友達になりたい……といったような同じ思いがあるのではないですか。鈴木光さんが『東大王』を卒業する時には、紀野さんに「妹ができたような気持ち」とおっしゃっていましたね。

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紀野 はい。光さんや、“おかもっちゃん”こと岡本沙紀さんと、「東大は女子が少ないから、『東大王』のおかげでこうして会話できるのが貴重な機会だよね」と話したことがあります。

――やっぱり思うことは一緒なんですね。

紀野 一緒ですね。私だけじゃなくてよかったです(笑)。

紀野紗良さん ©佐野円香/KADOKAWA

――「姉」である鈴木さんから影響を受けたことはありますか。

紀野 光さんとは私が『東大王』に出はじめてから2年間ご一緒させてもらったんですけど、私がなかなかクイズが上達しなくて。もどかしい感情をできるだけ出さないようにしていたんですけど、収録後、光さんから「ちゃんと成長しているから大丈夫だよ」というLINEが来たことが何回もあったんです。

――紀野さんが感情を出さないようにしても、鈴木さんは汲み取ってくれた。

紀野さん初の著書『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』(KADOKAWA)

紀野 はい、細かいところまで見てくださっていたと感じます。自分も今、「プロジェクト東大王」(『東大王』に連動したParaviオリジナルコンテンツ)出身の子たちが入ってきた時にはできるだけ声をかけるようにしています。光さんから学ばせていただいたことを、後輩たちに還元していきたいなと思っています。

――素敵ですね! 番組以外でも会う機会はありますか。

紀野 女子会と称して、光さん、おかもっちゃんと3人でランチに行ったことがあります。おかもっちゃんも私も光さんのファンなので、「最近どうしているんですか?」とか、収録の時には聞けないような話をたくさんしました。