月刊「文藝春秋」による政治アンケート「5年後の総理候補」ランキングでトップになった福田達夫氏が、同誌のインタビューに応じ、盟友・小泉進次郎氏や、元総理の安倍晋三氏に対する本音を明かした。

◆◆◆

 ともに世襲議員であり、将来の総理候補として比較されることの多かった小泉進次郎氏について、福田氏はこう語った。

ADVERTISEMENT

福田達夫氏

「だいたい、小泉さんについては、みんなが変な期待をかけすぎですよ!(笑)。たしか、4年前の若手議員による国会改革についての会見の場でも、本人がいる前で同じことを言いました。当時は彼もまだ37歳だったのに、記者から厳しい質問を浴びていた。でも考えてみてください。皆さんがその年齢の時に『日本を背負え』なんて言われましたか。言われていないでしょう。

 近頃、彼は色々と揶揄されていますが、人の心をつかむ能力は高いですし、一緒に海外に行った時、外国人と堂々と英語で渡り合っていました。付け焼刃じゃない。彼の能力は絶対に日本のために活かすべきだし、もっと長い目で見るべきです」

 また昨年9月に、派閥による総裁選びを批判して、福田氏が「党風一新の会」を立ち上げると、一部マスコミでは「安倍氏に張り合っている」と報じられた。この点についても福田氏は本心を明かしている。