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半裸、半裸、半裸…“強い俺”ゴリ押しの「プーチンカレンダー」はなぜ売れるのか

70歳を迎えるプーチン大統領、さすがに衰えは隠しきれなくなってきたが…

2022/01/07

御年69歳。いよいよ老いが隠せなくなった

 プーチンカレンダーには、私が毎年買っている縦長タイプと30センチ×30センチの大判タイプに卓上版を加えた3アイテムがある。2020年版まで卓上を除いた2種類の扱いだった渋谷LOFTが、2021年版でついに3バージョン展開となった。めでたい、プーチン。しかし、「まいにち、修造!」カレンダーなどに押され、プーチンカレンダーは奥まった位置で飾られるように。残念、プーチン。松岡修造に負けた。

 実は2021年から写真の質が良くなった。これまで動画の静止画らしきものが散見されていたので、「もっと真面目に写真を撮れ」という世界中のプーチン愛好家による心の叫びが通じたのであろうか。30センチ×30センチの大判タイプは、ロシア語・英語・日本語……と8ヵ国語展開のため、もっと前から質の向上に取り組んでもよかったのに。まったくイケズだ。

 1月は、『西部警察』の大門軍団を彷彿とさせる黒いサングラス姿。プーチンカレンダーでは1年に一度は見られるお馴染みのショットだ。

「プーチンカレンダー」2021年1月より

 身につけるサングラスは故・渡哲也のように濃いものもあれば、薄いものもある。この月は軽い透け感のグラスだ。令和の時代なのに、いつだって昭和を感じさせてくれるのもプーチンカレンダーのいいところ。カプリコ風のアイスを手にしたお茶目な写真は、アイスクリーム王国・ロシアならではだ。

「プーチンカレンダー」2021年9月より

 2021年版の表紙にもなった9月の写真は、まるでパタゴニア、コロンビアなどのアウトドアブランドの宣材写真のよう。いつも若々しさをアピールしてきたプーチンには珍しく、表情から老いが隠せない。2021年でプーチンも69歳。実はこの年から肌に張りがなくなってきた。

 質が向上した2021年版にもまだあった動画の静止画写真。これは3月だ。

「プーチンカレンダー」2021年3月より

 親指を立てた部分などは、もうボヤけてしまっている。写真の質が上がったと喜んでいたら、必ずババ抜きのババに相当する月が入っている。プーチンカレンダーはいつも油断ならない。