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つまりそれは、2枠獲得のチャンスが広がるということ。

 

この目標について髙橋は「簡単な気持ちで言っていないです。それくらいの気持ちでいかないといけないと思っている」と覚悟を示す。

世界の壁が高いことは分かっている。それでも2人が、大きな目標を掲げるのは、日本のアイスダンス界で起きている“変化”を感じているからだ。

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2021年の全日本選手権

「日本のアイスダンス界が“超進化”しているというのをすごく実感している。でも、それは本当に大ちゃんが、アイスダンスをしてくれたおかげでもあるし、キャシー(・リード)&クリス(・リード)、小松原美里・尊チーム、みんなで日本のアイスダンス界を盛り上げていった中で今がある。カップル競技がすごく進化している」(村元)

髙橋も「これからもどんどん続いていってもらえたら嬉しい」と頷く。

未来につなげるための「2枠」をつかむ挑戦が新たに始まる。

結成2シーズン目で驚異の進化を見せてきた2人なら、日本のアイスダンス界の歴史を変えてくれるかもしれない。