東山紀之出演の「CMを見て受けた」と語る人も
もちろん他の番組でも折に触れて取り上げている。昨年、H社が「早期膵臓がんも特定できるようになる」と発表をした際も同局は、『大下容子ワイド!スクランブル』、『スーパーJチャンネル』などで紹介した。そして10月1日からは毎週金曜日に『報ステ』で、「N-NOSE」のCMを放送することになったのだ。
このCMの広告塔となっているのが東山だ。彼は「尿1滴で判別できるというのは、すごい技術で、非常に画期的」と絶賛。実際、本人も検査を受けたという。
ただ東山は、17年から情報番組『サンデーLIVE!!』(テレ朝系)でキャスターを務めている。
「ニュースも伝える東山さんが出ているということで、検査への信頼性は高まる。『CMを見て受けた』と語る人も、少なくありません」(H社関係者)
CMを続けるか「報ステ」に聞いてみると…
また『報ステ』の視聴者は年齢も高く、がん検査への興味もある層だ。それだけに、疑惑のある検査のCMを放送するのは慎重になるか……と思いきや、本誌報道の翌日も通常通り放送。新年最初の金曜も、何事も無かったかのように流れた。今後もCMを続けるのか。
テレ朝広報部に尋ねたが、
「個別の取引については、従来お答えしておりません」
テレ朝関係者が解説する。
「『報ステ』は視聴率が高いだけでなく、ブランド価値もある。提供CM枠の金額も高く、週1回30秒の放送で、1回あたり600万円程度で契約している社もある。消費者庁や公取委などの立ち入り検査がない限り、局の判断で放送中止にした場合は出稿料を支払ってもらえない。基本的に中止にしたくないのが本音でしょう」
東山が所属するジャニーズ事務所とH社にもCMを継続するのかどうかなど質問をしたが、回答は無し。
キャスターなら、自分で検証してみては?