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眞子さまの結婚が及ぼす皇室への影響
秋篠宮は、2006年、悠仁さまがお生まれになった直後の誕生日会見で「基本的には長女、次女と同じように接するつもりでおります」と語り、皇族の役割について、「社会の要請を受けてそれが良いものであればその務めを果たしていく。(中略)私は女性皇族、男性皇族という違いは全くないと思っております」と語られた。
幼い子どもたちの健やかな関係性に、皇室制度の構造による影を落とすことを恐れたのだろうか(皇嗣となられてから、侍従、女官から、男女とも「皇嗣職宮務官」とする改革を断行されたのも、こうしたお考えの延長線上かもしれない)。こうして、秋篠宮ご夫妻は、社会の価値観の変化を敏感に反映しながら自由な子育てを目指され、実行された。
順風満帆に見えた秋篠宮家で、なぜ「眞子さまの乱」は起こったのだろうか。そしてこの度の眞子さまのご結婚はのちのち皇室にどのような影響を及ぼすのか。識者たちの様々な角度からの論考をお読みいただきたい。
なお、2021年10月26日に秋篠宮家の長女眞子さまは降嫁され、「小室眞子さん」となっている。本記事はご結婚までを「眞子さま」、結婚後の文脈は眞子さんの表記を採用している。