全国で200店舗以上を展開する居酒屋チェーン「串カツ田中」を運営する串カツ田中ホールディングス。現在適用中のまん延防止等重点措置を受け、同社は従業員に“会食自粛”を通達している。そんな中、同社の貫啓二(ぬき けいじ)社長が、1月26日、10人が参加する自身の誕生日パーティーを開催していたことが「週刊文春」の取材でわかった。

中央のハットをかぶっているのが貫氏(参加者のSNSより)

 今回の「まん防」を受け、串カツ田中は運営を“緊急体制”にシフトさせている。1月19日に首都圏など13都県に適用決定されて以降、直営店148店舗を時短営業、3店舗を完全休業、2店舗を平日のみの臨時休業とすることを決定した。

 さらに、串カツ田中は「まん防」適用後、従業員に私的な会食の自粛を要請している。

ADVERTISEMENT

「今回のまん防を受けて、会社から『複数人での会食はしないように』とお願いされています。上司から『もし感染拡大したらお店が回らなくなってしまうから』と言われています。家族以外との食事は控えていますね」(従業員)

 だが、会社を率いる貫氏は自身の誕生日パーティーに興じていた。

 1月26日に貫氏らが訪れた店は、東京・麻布十番にある会員制レストラン。ZOZO創業者の前澤友作氏御用達として知られ、かつて前澤氏が女優・剛力彩芽とデートしたことを小誌が報じた店だ。グルメサイトによれば、1人当たりの予算が7万円~といい、ワインを入れれば1人10万円を軽く超える超高級店である。