2021年10月にご結婚された、秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん。2017年の婚約内定報道からご結婚までの約4年間、秋篠宮家と小室家のあいだにはいったい何があったのか。

 ここでは、月刊文藝春秋の論考を集めた『秋篠宮家と小室家』(文春新書)より、一部抜粋して皇室史上「類例を見ない結婚」の舞台裏を紹介する。(全2回の1回目/後編を読む)

2021年10月26日に婚姻届を提出し、記者会見に臨む小室圭さんと眞子さん ©JMPA

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〈昨年の2月に今の気持ちというのを発表しているわけですので、何らかのことは発表する必要があると私は思っております。(中略)(長女の眞子さまと)結婚のことについては話をする機会はありません〉

 2019年11月20日、皇嗣殿下として初めての誕生日会見で、秋篠宮さまはこう述べられた。

 眞子さまと小室圭さんの「婚約延期」が発表されて、20年2月でまる2年。「今の気持ち」とは、他ならぬ長女眞子さまの今のお気持ちのことだ。

「結婚延期」発表直後、2018年2月に「第49回現代女流書100人展」をご覧になる眞子さま(当時) ©JMPA

「眞子さまと圭さんのご結婚話は依然として進展がありません。会見のお言葉にあったように、秋篠宮ご夫妻と眞子さまは、日常生活についてのお話はできても、ご結婚に関しては一切話をしなくなっている。眞子さまは、特に母親である紀子さまに対して根強い不信感を抱いているようで、母娘の隔絶はこの2年間、広がるばかりでした。現状では、修復の糸口さえ見えない状況です」(宮内庁関係者)

 この日の会見は秋篠宮さまお一人。立ち会った宮内記者たちの間では「殿下は痩せられたのではないか」と話題になった。長く続くご心労が察せられたという。紀子さまは9月のお誕生日に際し、宮内記者会からお一人の会見を要望されていたが、それに応えることなく〈(延期に関し)現状や今後についてお伝えすることは、控えたい〉と文書で回答された。