24日、人気アイドルグループ「KATーTUN」の元メンバーである田中聖容疑者(36)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。名古屋市中区内の宿泊施設で覚醒剤約0.164グラムを所持していた容疑だが、警察の調べに対し「わからない」と否認しているという。
グループ脱退後の2017年5月には、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されていた田中容疑者。「週刊文春」は、薬物について語る田中容疑者のLINEを入手していた。当時の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2017年6月8日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)
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最近まで田中聖(31)と交際していたという元グラビアアイドルの女性は、田中を撮った写真を小誌記者に見せながら打ち明けた。
「私はいつも彼に『コカインだけは絶対やっちゃダメだよ』って言っていました。でも、ある日、彼は『注射以外のあらゆる薬物を試したことがある』って白状したんです。それを聞いて、もうこれ以上お付き合いするのは無理だと思って、別れを決意しました」
写真の田中にはアイドル時代の面影はない。肘には蜘蛛の巣、腕には髑髏(どくろ)。全身に刻まれた無数のタトゥーを晒し、舌を出してポーズをとっている。
ジャニーズ事務所所属の人気グループ「KAT-TUN」の元メンバーである田中が、警視庁渋谷署に大麻取締法違反容疑で逮捕されたのは、5月24日夕方のことだった。
「警視庁本部の自動車警ら隊員が渋谷区道玄坂のラブホテル街を走行していたワンボックスカーの不審な動きに気づき、職務質問をしたところ、運転席と助手席の間で『バッズ』と呼ばれる大麻の花穂(かすい)や巻紙を発見。その場で現行犯逮捕された田中は、『自分のものではありません』と否認。しかし、尿検査では使用を裏付ける陽性反応が出ています」(社会部記者)
2001年、ジャニー社長の肝煎りで「KAT-TUN」のメンバーに抜擢され、“次世代のSMAP”を嘱望された田中だが、今から約10年前には、すでに暗い影が忍び寄っていた。
捜査関係者が話す。
「08年11月、AV女優の倖田梨紗が覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕されました。捜査当局による取調べで、彼女は一緒にドラッグをやったタレントの実名を挙げたのですが、それがまさに田中だった。田中は倖田と交際していたのです」(※ジャニーズ事務所は「そのような事実は把握しておりません。仮にそのような供述があったのであれば、当然捜査当局から当社又は本人に対し何らかの連絡や捜査があったはずであるところ、そのようなことは一切ありませんでしたので、そのような事実があったはずがないものと考えております」と回答)