東山が体現した“ジャニーズアイドル理想の結婚”
しかし、そこには不文律も存在するとされた。「グループで結婚出来るのは1人だけ」「結婚出来るのは40歳以上だけ」などといった噂が、業界内外で囁かれていた。
そしてついに、2010年に少年隊の東山紀之(55)が女優の木村佳乃(45)と結婚する。東山は結婚当時43歳。若い頃から南野陽子、牧瀬里穂、深田恭子、テレ朝の武内絵美アナ、内山理名と浮名を流したが、最終的には成城大に通ったお嬢様女優を選んだ。
「これにはジャニーズも大賛成で、マスコミは祝福一色。東山は父親になった後もキャスターを務めるなど、活躍の幅を広げました。木村も子育てを終えて復帰してから、女優として幅を広げてブレークしています」(女性誌編集者)
アイドルとして十分すぎる活躍をした後に、誰もが認める非の打ちどころのない女性と結婚したというわけだ。そして、この東山の結婚で「ジャニーズの理想の結婚」が方向づけられたとも言える。
事務所が交際を“黙認”する条件とは
この後のジャニーズの恋愛模様を眺めてみると、事務所が交際を“黙認”する条件がみえてくる。
「本人が“アイドル売り”を卒業し、MCや役者など次のステージへ進んでいる」
「お相手が知名度の釣り合いがとれる芸能関係者」
この条件を備えているタイミングで交際が発覚したカップルは、交際発覚から比較的早く結婚に至っている。
代表的なのは、V6の長野博(49)と白石美帆(43)だろう。2014年11月に「女性セブン」(2014年11月27日号)で横浜デートが報じられ、2016年11月にゴールインしている。
2017年12月にはV6岡田准一(41)が女優の宮﨑あおい(36)と、交際発覚から2年で結婚。2018年3月にはV6森田剛(43)と宮沢りえ(48)も交際2年目で結婚した。宮﨑も宮沢もバツイチだったが、ジャニーズが目くじらを立てることはなかった。
「岡田と宮﨑が結婚したときは、時代の流れを感じましたね。岡田は今や国民的俳優ですから、結婚のゴーが出てもおかしくない。
ただ、宮﨑は売れっ子女優ですが、バツイチ。2008年に映画『陰日向に咲く』で共演したのが出会いですが、当時の宮﨑は高岡蒼佑(40)と結婚していました。岡田と宮﨑の交際は、宮﨑が2011年に離婚してからと言われていますが、当時は高岡が不倫を疑う発言をしています。昔のジャニーズだったら、バツイチ女優との結婚はあり得ませんでしたね」(ワイドショー関係者)