ジャニーズを変えた「キムタクと工藤静香の結婚」
しかし、かつてジャニーズでは「アイドルに結婚はご法度」が暗黙の了解だった。
「つい最近、還暦ヌードの写真集を出した田原俊彦(61)や近藤真彦(57)は数多の女性トップアイドルと浮名を流しました。田原のお相手は松田聖子や中山美穂。AV女優の梶原恭子には“一夜”をばらされて大騒動になったこともあります。デート現場で取材陣と揉み合ったかと思えば、恋人とお茶を飲んでいるシーンの撮り直しを要求するなど、ハチャメチャ。それでもジャニーズのトップアイドルとして君臨していましたが、1993年にモデルの向井田彩子(50)と結婚した翌年にジャニーズと喧嘩別れの形で独立しています。
マッチにしても、中森明菜が結婚を強く望んでいましたが、マッチを溺愛していたメリー喜多川さん(享年93)の猛反対があって紛糾。アイドルとしての全盛期を過ぎた1994年にひっそりと一般女性と結婚している」(女性誌記者)
しかし2000年12月、木村拓哉(49)と工藤静香(51)の結婚で潮目が変わる。
「あの結婚は芸能史的にも一大エポックメイキングでした。当時、大ブレーク中だったSMAPのエースであるキムタクが、工藤との結婚を強行したんですから」(ワイドショー関係者)
猛反対していたメリー氏を飯島マネジャーが説得
工藤は光GENJI諸星和己やX JAPANのYOSHIKIと熱愛報道が出ており“恋多き女”のイメージがあった。メリー氏は大看板である木村との結婚に猛反対。それを説得したのが、当時SMAPのマネジャーを務めていた飯島三智氏だった。
「飯島さんも最初は反対していましたが、木村の強い決意を受けて後押し。メリー氏を説得した。これで工藤とメリー氏の間に太い絆が出来たんです。
この絆は、皮肉なことに後のSMAP解散騒動でも台風の目となりました。飯島さんとともに退所を決意したメンバーの中で、木村だけがメリー氏とパイプのある妻の工藤の説得で翻意してしまいましたから」(スポーツ紙芸能デスク)
キムタクの結婚後から、人気絶頂期にジャニーズに在籍しながら結婚するタレントが少しずつ増えていった。2007年にV6の井ノ原が瀬戸と結婚した後、2008年に当時TOKIOだった山口達也(50)が結婚。山口は元モデルの一般女性と長年交際した後の “授かり婚”だった。