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「紀子妃の目には、うっすらと涙が…」一時金をも辞退して結婚に突き進む眞子さんと、長女を見守り続ける紀子さまのあいだに生まれた“母娘の絆”

『秋篠宮家と小室家』より #1

2022/03/11

source : 文春新書

genre : ニュース, 社会, 皇室

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 ご結婚に関する新たな報道合戦が続いていた9月、眞子さまは、アメリカへの引越し準備を始められていた。荷物には、ご家族で過ごされた思い出のアルバムやご両親からプレゼントされた品などを大切にしまわれたという。

 眞子さまは、ご結婚に対するご両親との意見の対立から母・紀子妃殿下よりも、最近は小室さんの母親の立場に寄り添っているのではないかと思われがちだが、やはり母娘の絆は強い。

2020年1月、新年一般参賀での秋篠宮ご夫妻と眞子さま(当時)、佳子さま ©文藝春秋

 紀子妃が9月11日のお誕生日の記者の質問への回答文書で、

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「長女の結婚については、親として娘の思いや考えを受け止められるよう、対話を重ねております。こうした中、共感できることもあれば、意見が違うこともありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合い、長女の気持ちをできるだけ尊重したいと思っております」

 と述べられたように、これまで対立することはありながらも、ようやくご結婚にたどり着いたことで母娘の絆はむしろ深まったと周囲は見ていた。

結婚会見はしたくなかった

 秋篠宮家を知る人物はこう述べた。

「母の娘への想いは、眞子さま御自身がいちばん身に染みて分かっていらっしゃると思います。だからこそ諦めきれない小室さんへのお気持ちとの間で悩まれて来たのですから。小室姓に変わっても、ご両親へのお気持ちが変わることはないと思います」

 父親である秋篠宮殿下は今も本心では賛成という訳ではないようだが、眞子さまは、最終的には温かく送り出してくれるご両親に感謝のお気持ちでいっぱいだという。

 眞子さまは、ご結婚後の会見に乗り気でないと言われ、入籍後、文書発表だけで日本を離れたいと希望を示されていた時期もあった。だが、9月になって会見にのぞまれるご決心を固められたご様子だといわれた。

©JMPA

「皇室を離れて新しい生活に向かっていくわけですから、会見は勇気を持ってのぞまれるはずです」

 会見開催に消極的な眞子さまに対して、会見をおすすめしたという宮内庁参与の一人はこう語る。

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