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プロレスでも政治でも「使い勝手がいい」
今回、馳の応援で石川県入りした橋本聖子氏が「こんなに使い勝手がいい人はいませんよ」と言っている(スポーツ報知2月24日)。完全にプロレスラー時代と同じ評価なのである。
森喜朗にスカウトされてあっさり政界へとなったとき、それまで馳に感じていた鼻につくほどソツのない立ち居振る舞いは政界ならもっとハマると予想した。常にステップアップを狙っているしたたかさは合うだろうと。やはり政治家がプロレスをやっていたのだと納得した。
私は2017年に「文春オンライン」の企画で馳浩と対談したことがある。馳浩は2013年の橋本聖子との対談で東京五輪について「アスリートファーストで、コンパクトオリンピックであるべきだ」と言っていた。猛暑やら経費増やらかつての言葉と違うではないかと問うと、
「それについてはちょっと厳しい言い方になりますが、アスリートに与えられた条件は全員同じ」
「もともと最初のプレゼンで提示する経費には、警備費や輸送費が入っていないんです。(略)ここが一般にはわかりづらい、誤解を生みやすいところなのだと思います。」
あっさりしたものだった。こういうところが“使い勝手の良さ”なのかと感じた。
今後の石川県政に期待!
今回の石川県知事選では序盤の苦戦報道をひっくり返して当選。辛勝である。しかし石川テレビの選挙速報(YouTube配信)を見ていたら「あれだけ大物政治家や著名人を投入してこの僅差とは」と識者に言われていた。馳自身もこの保守分裂による「溝はある」と語っていた。
なんだかまだ揉めそう。というわけで森喜朗&馳浩ウオッチを続けていきます。