昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「こんなに使い勝手がいい人はいませんよ」新石川県知事・馳浩の評価が、プロレス時代と全く同じという件について

2022/03/15

 今回の石川県知事選は大注目でした。野次馬にとって「保守分裂」という言葉は大好物だからです。人間模様がぐちゃぐちゃで見ていて飽きない。おまけに登場人物は森喜朗、馳浩ですよ。揉めそうな予感しかない!

©文藝春秋

 おさらいすると森喜朗は28年前に現職の谷本正憲知事に「敗れていた」。石川県では森喜朗と奥田敬和(故人)が長年のあいだライバル関係にあった。28年前の知事選で奥田氏の支援を受けて知事の座に就いたのが谷本氏だった。

 それからというもの「谷本おろしは森氏の悲願」(森氏に近い衆院議員、朝日新聞デジタル2月13日)。

全然反省していなかった森喜朗

 森喜朗の怨念は常に谷本氏に向けられていたようだ。私にも覚えがある。昨年、森と関係が近いと言われる北國新聞がつくる「月刊北國アクタス」(4月号)は女性蔑視発言後の森喜朗インタビューが売りだった。何を言っているか知りたくて購入したのだが冒頭から森喜朗は谷本知事批判だったのである。違う、違う、そこじゃない。

 さすがに北國アクタスも「谷本正憲知事と距離を置く森氏の言葉だけに、割り引いて受け止める必要はあるが」「のっけから知事批判のきな臭い話題になりそうな雲行きだ」と書いており、早く辞任のこと喋れよという思いが行間から伝わってきた。

 インタビュー3ページ目になって「ようやく本題へ」と書かれていたが、ここでも森喜朗は自分の女性蔑視発言を棚に上げ、昔ならハマコー(浜田幸一)が自分を擁護してくれただろう、そういう人が国会議員にいなくなったとまさかの不満を述べていた。「国会議員のスケール(器)が小さくなったということじゃないか。物を言わないし、小利口になった」と。さらに、

「あの元気な馳(浩衆院議員)君も、心配して電話を掛けてきてくれたけど、外では黙ってるもんな。国会議員のスケールが小さくなったとよく言われるが、まさしくそうだなあという思いを持ったね」

 馳浩登場!