股間を触りながら電車内で若い女性を追い回す
しかし、電車内で見かけるヤバい人という意味では、やはりその筆頭は女性に性的ないやがらせをする乗客だろう。とくに近年は電車内で女性につきまとうストーカー行為が増えている。
総武線沿線に住む会社員の男性(29歳)は、千葉方面に向かう総武線の空席が目立つ車内で、若い女性に執拗につきまとうヤバい乗客を目撃したことがあるという。
「20歳前後の若い男の子なんですが、席はいくらでも空いているのに、わざわざ若い女性の隣にピタッと座るんです。隣に座られた女性にすれば、やっぱりキモいじゃないですか。そこで車両を移動したんですが、それでもついていって隣に座る。
しかも、女性に話しかけてナンパするわけでもなく、押し黙ったまま、ただ隣にじっと座っている。男性の僕から見ても非常に不気味でした。外見は普通の男の子なんですが……」
これと似たようなケースを目撃したと話すのは、Web関連の企業につとめる男性(36歳)だ。終電間際の西武新宿線、本川越・拝島方面行きに西武新宿駅から乗車したときに、若い女性の隣に座ってヤバい動きをする乗客に遭遇したのだという。
「空いている車内で電車が出るのを待っていたら、水商売風の40代の男性がキョロキョロしながら歩いてきて、わざわざ僕の斜め前の女性の隣に座ったんです。そして、右手で自分の股間を触りながら、血走った目で女性に『お、俺とヤラない?』って。
女性はギョッとして隣の車両に逃げたんですが、それでも男は追いかけて隣に座り、股間を触りながら女性を誘う。そして、逃げられると元の車両に戻ってきて、また別の女性の隣に座るんです。やっぱり股間を触りながら。あんなヤバいやつは初めて見ました」
これらのヤバい乗客や迷惑行為は極端なケースだが、けっして他人事ではない。たとえば、酒に酔った状態での乗車、車内での飲食などは、多くの人も身に覚えがある行為のはずだ。
車内が混雑しているのに足を伸ばして座る、イヤホンから音漏れしているなど、知らず知らずにやってしまっている迷惑行為も多い。ぜひこうしたヤバい乗客を他山の石としてほしい。