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洗い方によっては、髪や頭皮にダメージが…意外と知らない「正しいシャンプーのやり方」

2022/03/21
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3. 頭皮は爪で掻かない、髪同士を擦り合わせない

 

 頭皮は爪ではなく、「指の腹」で掻くようにしましょう。「指の腹」は指先より少し下、手のひら側の柔らかい部分です。爪でガシガシとやると、頭皮に傷がつき、炎症を起こします。

 掻き方については、何も意識せず始めると、普段の手クセで同じところばかり掻いてしまいがちです。そのため、頭皮全体をまんべんなく掻くことを意識しましょう。時間としては、30秒~1分ぐらいで十分です。気持ちいいと感じる程度で十分で、頭皮が痛くなるほどやる必要はありません。

 また、髪の毛を擦る必要はありません。昔テレビで見たような、片側に寄せて髪を擦り合わせるやり方は、不正解です。これでは、キューティクルに摩擦を与えて痛んでしまいます。髪の毛は泡が触れるだけでも汚れが落ちるので、軽く揉んで泡立てる程度にしましょう。

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 頭にはツボが多いので、気持ちいい箇所をマッサージするのも良いでしょう。頭皮を指の腹で掴んで、気持ちいいと感じる程度に動かすだけでも効果があります。

 昨今ヘッドスパへの関心が高まっていることもあり、シャンプー用のブラシの需要も再燃しています。自分の手では再現できない触感で、イタ気持ちよくシャンプーすることができます。しかし、その品質はピンキリで、物によって触感の良し悪しが出てしまうので、安価なものはオススメできません。