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「私も『生んでくれてありがとう』と伝えたいと思います」

 愛子さまはご両親である天皇陛下と雅子さまへ、感謝と敬意を繰り返し語られていた。特に、雅子さまについて「母」という表現でお話しになったところに深い思いを込められたのではないだろうか。

岸田文雄首相ら三権の長から祝賀を受けられる天皇皇后両陛下と愛子さま(代表撮影) ©時事通信社

「母の『生まれてきてくれてありがとう』という言葉に掛けて、私も『生んでくれてありがとう』と伝えたいと思います。また、これまで両親には様々な機会を与えていただいたり、私の成長を、愛情を持って温かく見守ってきていただいていて、そして、そういった両親の生活面で支えてくれているところなどにも深く感謝しておりますので、そのことについてお礼を伝えたいと思います。そして、『これからもどうかお体を大切に。これからも長く一緒に時間を過ごせますように』という言葉も添えたいと思います」

愛子さまが「苦手を克服できた」知られざる思い出

2018年8月、三井浜を散策されるご一家  ©JMPA

 とりわけ須崎御用邸でのご静養に際して、須崎の海でお過ごしになったエピソードからは、ご一家の仲の良さが伝わってきた。学習院の伝統行事「沼津臨海学校」で遠泳に挑戦された愛子さまだが、実はあまり水泳がお得意ではなく、須崎で頑張って泳げるようになった過去があるようだ。愛子さまにとって須崎の海といえば、苦手を克服できたとてもいい思い出なのだろう。

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 天皇家のご長女としての決意がにじむような記者会見となり、今後ますます、成年皇族としてのご活躍が期待される。