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芸能人脈の足掛かりはロンブー淳との出会い

 1971年生まれで、故郷は兵庫県伊丹市だ。

「大阪で板金工場などを経営している頃にロンドンブーツ1号2号の田村淳さんと出会い、芸能人脈の足掛かりを築いた。田村さんから誘われて東京に出てきて、一時は居候していたことも。その後、アメリカザリガニの平井善之さんと六本木のバーを共同経営。西麻布やススキノにも店があった」(東谷氏の知人)

 バーを溜まり場とする芸能人に、女性を紹介して懐に入り込むのが彼の手法だ。

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「ONE OK ROCKのTakaら歌手にも人脈を広げていた。その後、ファッションブランドを立ち上げ、RADWIMPSのメンバーらを取締役に迎えて、自社の服を芸能人に着させて広告塔にした」(同前)

 なぜ、“暴露系ユーチューバー”に転身したのか。

東谷氏が“暴露系ユーチューバー”に転身した理由

「昨年12月、有名ユーチューバー・ヒカルの名前を騙った広告詐欺をヒカル本人に告発された。さらに、『BTSに会わせる』と言って金を集めた詐欺行為も露見。『散々芸能人の世話をしてきたのに手の平を返された』と逆恨みして、秘密を暴露するようになったのです」(前出・芸能記者)

綾野はもう東谷氏に連絡していないという

 前出の山本社長が嘆く。

「よく北新地のクラブにも連れて行ったけど、気遣いもできるし喋りもうまくてみんな信頼していた。当然、個人の秘密は墓場まで持っていくものだ、と。『お前、何やってんだ!』と言ってやりたい気分だよ。よっぽど金に困ったんだろうな……」

 本人は配信を始めた理由を、「被害者の方に弁済するため」と語っているが、「BTS詐欺」で100万円超の被害に遭った女性はこう憤る。

「お金を返すつもりがあるとは思えません。まずは被害者に返済計画を示すべきですが、私には何の連絡もない。いま、10人ほどで被害者の会を作り、被害届の提出を検討しています」

 あってはならない“背信”行為だった。