遡ることおよそ6年前、世間を大いに騒がせた「おでんツンツン男」こと豊嶋悠輔さん。閉店後のコンビニで廃棄予定だったおでんをつつき、その様子をSNS上に投稿したことで大炎上。世間からバッシングを浴び、逮捕されるも最終的には不起訴処分となった。

 元スノーボーダーで、現在はスケートボードショップを経営している豊嶋さんは、今年、YouTubeチャンネルを開設し、当時の心境を語った。しかしそのコメント欄には様々な意見が寄せられている。そんな彼に、事件当時の心境やYouTubeチャンネルを開設した理由、現在の様子について詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/前編を読む

豊嶋悠輔さん(33)

別居中だった前妻とは離婚へ

――事件後、ご家族との関係は良好なのでしょうか。

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豊嶋 正直なことを言いますと、実は離婚をしました。ちょうどおでんの事件があった頃は、前の奥さんと別居中だったんです。その前からいろいろあって、お互いのバランスが取れていない中での、あの事件だったので、それが決定打となって離婚にいたりました。

 元奥さんの写真や名前も世間に晒されてしまったので、離婚は仕方ないことだと思いますし、慰謝料もしっかりと払いました。その後、僕自身は再婚しています。

――現在のパートナーにも誹謗中傷などあるのでしょうか。

豊嶋 ありますね。地元の方は僕のお店の場所がわかっているので、小学生が自転車で通りがかりに「ツーンツーン」って言いながら走り去っていきます。

 自分も妻もTikTokを始めたんですけど、嫁さんが僕に対するコメントに反論してかばってくれてたことがあったんです。そしたら嫁も「あんなやつの嫁とかやばいだろ」と心無い言葉を投げかけられることもありました。その時に「私も誹謗中傷を経験したことで、あなたの辛い気持ちがわかった」って言ってくれて。心底いい人に恵まれたなと思いました。

 

小学生の頃からずっと「じっとしていられない子」だった

――そもそも豊嶋さんは昔から人を楽しませることが好きだったのでしょうか。

豊嶋 小学生の頃からずっと「じっとしていられない子」でした。今となっては笑い話なんですけど、何度も席替えをさせられて、なんでお前はそんなにうるさいんだって怒られていました。後ろの席でもうるさいし、前の席でもうるさい。

 それだけ人を盛り上げたいという気持ちが強いんでしょうね。人を怒らせたいわけではないのに、先生には常に怒られていて。当時はなんで自分だけみんなと違うんだろうと思いましたけど、今はそれも個性だと思っています。

 母親がつけた「悠輔」という名前は、悠々自適に生きて欲しいという意味が込められているんですけど、悠々自適になりすぎてしまったかもしれないです。