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西島が口癖のように語っていたのは…

「尊敬する父親の影響で無類の映画好き。『事務所の先輩に紹介されたオーディションに受かっただけ。映画に関われるなら何でも』という思いだった。駆け出しの頃は渋谷のミニシアターに入り浸り、新宿ゴールデン街で映画論議に花を咲かせることも。『俳優は制作の1部門に過ぎない』と口癖のように語り、裏方へのリスペクトが強い」(映画関係者)

3作目の朝ドラ出演となる清原(本人インスタより)

 苦労人でもある。1992年にデビュー、翌年の『あすなろ白書』にも出演するが、事務所と役者としての方針が折り合わず、渡辺プロダクションから独立した。

「数年間、民放に出られない時期が続いた。その後、現在の事務所の社長に声を掛けられ、北野武監督の『Dolls』に出演し、演技派俳優への足がかりを掴んだ」(テレビ局関係者)

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 辛い時期があったからか、今も周囲への気配りを常に欠かさないという。

「西島さんはこまめに現場に差し入れを下さいます。ストイックに見えて実は甘党。コロナ前は決まって専用のお菓子箱が用意されていたほど。主演として、現場を盛り上げることも忘れない。『シェフは名探偵』(テレ東系)では、共演者に初顔合わせの方もいたので、『あだ名を付けよう』と提案し、距離を縮めていっていました」(同前)

 モネの現場では、ドラマのワンシーンのような出来事も起こっていた。前出のNHK局員が明かす。