石原 5歳になると、自分たちが四つ子であることを自覚し始めて、「私たちはなんでみんな一緒に生まれてきたの?」って興味津々に聞いてきます。末っ子の綾乃は、「私が一番最後までお腹に隠れてたんだよ」って嬉しそうに話していますね。
自分が怒られそうになるとすぐ仲間を売る四つ子
――四つ子のみなさんは仲が良いのでしょうか。
石原 基本的には仲良いですが、双子同士で分かれて遊ぶことも多いです。最近は協力プレーを覚え始めて、私が1人の子を怒っていると、他の3人が私のところに来て「そんなに怒んないであげてよ」って助けるんです。四つ子だから、まとまると団結力がありますね。
でも、自分が怒られそうになると「私じゃないよ。綾陽だよ」ってすぐ仲間を売ります(笑)。4人の中で社会ができていて、面白いです。
――今年の春から小学校1年生ですが、心境はいかがでしょうか。
石原 不安ですね。ちゃんと授業を聞けるのかなとか、学校まで歩けるのかなって。でも4人一緒なので、本人たちは安心する部分があるのかもしれないです。これまでの5年間はあっという間でした。この前まで赤ちゃんだったのにもう小学生かって。
褒める時はそれぞれの子を褒めてあげられるように
――石原さんが子育てをする中で、気をつけていることはありますか。
石原 子どもたちと対等でいようと心がけています。友だちのようにフランクに話していますね。夫は、怒る担当で、ビシッと言ってくれるので助かっています。
最近、進んでお手伝いをしてくれるようになったんですが、例えば誰かがお片づけをしているときに、他の子が途中から手伝ってくると怒るんですよね。「私が手柄を独り占めしようと思っていたのに~」という感じで、とにかく自分だけ褒められたいんです。四つ子だと褒める時に一緒になってしまいがちなので、それぞれの子を褒めてあげられるように気をつけてはいますね。
楽しく育児をしようと気をつけてはいるものの、春休みとか夏休みなどの長期休みはずっと家に子どもたちといるので、ストレスが溜まってイライラしてしまって、そういう時は「命の母」を飲んでいます。家に「命の母」があるってだけでなんか安心感がありますね(笑)。
――最後に今子育て中の方にメッセージなどありましたら。
石原 YouTubeなどで発信している中で、「4人ちゃんと見ていて偉いね」と言われることがあるんですが、いつも笑顔でできているわけではなくて、ちょっと疲れた時は手を抜いたり、休んだりすることもあります。
育児に正解はないので、自分のペースで気楽にこれからも育児をしていけたら嬉しいです。賑やかな四つ子のSNSを覗きに来てください~!
写真=山元茂樹/文藝春秋
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