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「カムカムは、あの土壌があったからこそ、生まれた作品」

――09年には映画も撮られましたが、再び監督をやりたいという意欲は?

「撮りたいなと思うものはあるんですけどね。1本(「悪夢のエレベーター」09年)監督した直後にいろいろお話をいただいたんですけど、まず俳優として1回ちゃんと自分の軸を作らないとダメだなと思って。ただ、いま三池崇史監督と映画の撮影でご一緒しているんですけど、『もうやらないの?』と言われて。『まだ1本しか撮っていないですから、やりたいなんて言えません』と言ったら、『でも、やったほうがいい。映画にこだわらずやったほうがいいよ』と。確かに今の時代、動画配信とか、幅も広がっていますよね。全国公開の映画を撮るって決めないほうがいいのかもしれません」

安子編・商店街の男たち(写真/NHK公式インスタグラムより)

――最後にお聞きします。また朝ドラに出演したいという思いはありますか?

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「何年後になるかわからないですけど、チャレンジしてみたいですね。今回の大阪のスタッフの皆さんにもすごくよくしていただきました。本当にカムカムは、あの土壌があったからこそ、生まれた作品なんだと思っています」

100年にわたる愛の物語の結末は…(写真/NHK公式インスタグラムより)

 4月6日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び4月7日(木)発売の「週刊文春」では、ヒロイン3人の知られざる秘話や、吉右衛門や吉之丞ら赤螺家の男がモテる理由、緊急開催した“ダメンズ選手権”、錠一郎“無職32年”の徹底検証、藤本有紀氏が手掛けた脚本の謎など、「カムカム保存版」と題し、グラビアと合わせて11ページの大特集を掲載。出演者11人をはじめ、監督、スタッフら計20人が実名告白している。