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世界の片隅で起きてること。格差社会の仕組みを知るための20冊

橘玲さん選「格差是正に必要なことを考える10冊」

『マネーロンダリング』『言ってはいけない』などのベストセラーで知られる橘玲さんが格差をテーマにした10冊を選んだ書評です。アメリカの将来を予言する『大不平等』、日本でたびたびいわれる『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』ほか、未来像から足元の貧困までこの問題を考える本が揃いました。

・経済格差を是正するために何が必要か
――橘玲さんが今月買った10冊

01.『大不平等』
ブランコ・ミラノヴィッチ(著) 立木 勝(翻訳) みすず書房 3200円+税

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大不平等 エレファントカーブが予測する未来

ブランコ・ミラノヴィッチ(著),立木 勝(翻訳)

みすず書房
2017年6月10日 発売

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02.『幼児教育の経済学』
ジェームズ・J・ヘックマン(著) 古草 秀子(翻訳) 東洋経済新報社 1600円+税

幼児教育の経済学

ジェームズ・J・ヘックマン(著),古草 秀子(翻訳)

東洋経済新報社
2015年6月19日 発売

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03.『アラー世代』
アフマド・マンスール(著) 高本 教之、犬飼 彩乃ほか(翻訳) 晶文社 2500円+税

アラー世代 イスラム過激派から若者たちを取り戻すために

アフマド・マンスール(著),高本 教之ほか(翻訳)

晶文社
2016年11月25日 発売

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04.『アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々』
ジョーン・C・ウィリアムズ(著) 山田 美明、井上 大剛(翻訳) 集英社 1800円+税

05.『男子劣化社会』
フィリップ・ジンバルドー、ニキータ・クーロン(著) 高月園子(翻訳) 晶文社 2000円+税

男子劣化社会

フィリップ・ジンバルドーほか(著),高月園子(翻訳)

晶文社
2017年7月12日 発売

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06.『隷属なき道』
ルトガー・ブレグマン(著) 野中香方子(翻訳) 文藝春秋 1500円+税

隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

ルトガー・ブレグマン(著),野中 香方子(翻訳)

文藝春秋
2017年5月25日 発売

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07.『働き方の男女不平等』
山口一男(著) 日本経済新聞出版社 3200円+税

働き方の男女不平等 理論と実証分析

山口 一男(著)

日本経済新聞出版社
2017年5月25日 発売

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08.『競争社会の歩き方』
大竹文雄(著) 中公新書 820円+税

競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)

大竹 文雄(著)

中央公論新社
2017年8月18日 発売

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09.『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』
玄田有史(編) 慶應義塾大学出版会 2000円+税

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか

玄田 有史 (編集)

慶應義塾大学出版会
2017年4月14日 発売

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10.『路地の子』
上原善広(著) 新潮社 1400円+税

路地の子

上原 善広(著)

新潮社
2017年6月16日 発売

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