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「まだちょっと正直…」2022年の壇蜜が結婚生活に慣れないと感じる理由

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 2022年4月に日記シリーズ最新刊「新・壇蜜日記2 まあまあ幸せ」が発売となる壇蜜。2021年の彼女は、喪失感に囚われていたのだという。

「前年に祖母を亡くしたことをいろんなところで引きずって、私生活でも仕事でも大なり小なり影響があったなって思いますね。葬儀場で研修していた時に、(彼女は葬儀学校で学び、遺体衛生保全士の資格も持っている)前を向いて生きなきゃいけないってあれだけ教わっていたのに、自分のこととなるとうまくいかないものだなって改めて感じました。自分の心と体のペースがちょっとずれて、元気で頑張るっていう、ちょっと前までできていたことがしんどくなってきて、知らず知らずのうちに、一番近い人、マネージャーに迷惑をかけたこともありました」

©杉山拓也

一言でいえば、もどかしい

 その不安な気持ちは、今のところ結婚生活すべてを覆っているコロナ禍とも無縁ではなかった。

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「一言でいえばもどかしい、なんですよね。ひとりができることは少ないし、とても小さいことしかコツコツ積み上げられないし。でも楽しむというか、もどかしさを日々のルーティーンに加えるということはできると思うので、感染症でやんなっちゃうけど、でもこういうところで自分は強くなれたとか、こういうところで我慢できるようになったみたいな成長を顧みることができればいいなって思います。日記を読み返していても、ちょっとだけ強くなれたところもあったので、読んでくださる人たちにそれを感じてもらえれば、ショックを受けてただけじゃないんだなって安心してもらえるかな。もう何か生存確認というか、安否確認の書になっちゃった気がします、今回の日記は」