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〈懲戒処分〉「朝日新聞こそが社会正義を…」自称・安倍元首相の「顧問」記者が見せた“大朝日のおじさん精神”とは?

2022/04/12

 大変だ! 新聞好きとして大興奮してしまう「事件」が勃発した。朝日新聞の峯村健司記者をめぐる発表です。それは4月7日(木)の朝日新聞に掲載された。

『本社編集員の処分決定 公表前の誌面要求「報道倫理に反する」』

 い、いったい何が起きた?

《朝日新聞社は6日、外交や米国・中国を専門分野とする編集委員の峯村健司記者(47)を停職1カ月とする懲戒処分を決めた。編集委員の職も解く。安倍晋三元首相が週刊ダイヤモンドのインタビュー取材を受けた後、ダイヤモンド編集部の副編集長に公表前の誌面を見せるように要求した峯村記者の行為について、報道倫理に反し、極めて不適切だと判断した。》

朝日新聞東京本社 ©iStock.com

 ん? なんで朝日の記者と安倍元首相が連携しているの? なんで他社の記事に口出ししようとしたの? もう一度じっくり読む。すると朝日記者(峯村健司氏)が他誌に対して公表前の記事(ゲラ)を見せろと要求したのだという。その理由は……。

「安倍(元)総理がインタビューの中身を心配されている。私が全ての顧問を引き受けている」

 エ―――!

朝日は“高級な背広を着たプライド高めのおじさん”

 峯村記者は「とりあえず、ゲラ(誌面)を見せてください」「ゴーサインは私が決める」などと語ったという。ああ、他媒体への振る舞いがエラそうですごすぎる。ワクワクしちゃう。

 ここまで興奮するのは理由がある。私は以前から新聞の読み方として「新聞の擬人化」を提案していた。ときに小難しく思える新聞もわかりやすくなって楽しくなるからだ。