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4キロほどあおられ、柵に衝突、延髄断裂…「堺あおり運転」27歳犯人の素性と愛車

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 中1の夏には、校舎の3階からかんしゃく玉を投げてトラブルになったという。

「素行の悪さから『お前将来、絶対悪いことするぞ』と言われてました」(同前)

違法改造した無車検の車を運転し、摘発されていた

 事件当時、川島が住んでいたのは築約50年、家賃4万円ほどの2DKマンション。部屋の前の廊下には、自動車のホイールなどの部品がダンボールに入れられて雑然と置かれていた。

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自宅前には車の部品が放置

「実は川島はカーマニアで、昨年ごろ、違法改造した無車検の車を運転して摘発されたらしい」(別の知人)

 自らのFacebookにも紺色の愛車の写真を投稿している川島。日産・スカイラインの通称「CKV36」と呼ばれる車種で、新車なら400万〜500万円、中古でも200万円前後はする。

川島容疑者の愛車(Facebookより)

「ぶつけられたという認識」などと容疑を否認

 この車の写真を見た自動車修理業者はこう証言する。

「カスタム(改造)してるね。フロントガラス、ホイール。車高もそうかな。今は規制が厳しくて、改造した車は車検を通りづらい。ヤミ車検を通した車はすぐに摘発されるよ」

 川島の車にはドライブレコーダーが搭載されていたが、映像を記録するSDカードは現場付近の道路脇に捨てられており、「府警は川島が証拠隠滅を図ったとみています」(前出・記者)。

 一方、被害者の北島さんについて近隣住民が語る。

「地味で大人しい子。細身の小さい体で、大きなバイクに乗って通勤していた。あおられてやりかえすような感じには見えません」

 川島は取調べに「『捕まえないと』と思い、追いかけた。自分としては、ぶつけられたという認識だ」などと容疑を否認している。

4キロほどあおられ、柵に衝突、延髄断裂…「堺あおり運転」27歳犯人の素性と愛車

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