「奥田容疑者は有名な出禁客でした。店内の待機室には顔写真が貼られ、『奥田圭一に注意!』と本名で書かれていた。『仕事が終わったら車で送っていくよ』と言って、退勤後の女性キャストを口説いていたそうです」(池袋の繁華街関係者)

奥田容疑者が経営していたメンズエステが入るビル ©文藝春秋

 違法なメンズエステ店を経営したとして警視庁は6日、経営者の奥田圭一容疑者(54)を風営法違反(禁止地域営業)の疑いで逮捕したと発表した。奥田容疑者の本業は、フジテレビ系人気ドラマやNHKのドキュメンタリー番組に携わるCGディレクター。人気番組のCG処理などを担当してきた“やり手”だったという。(#1#2を読む)

日に2~3軒は“夜の店”をハシゴ

 同業者らは「一緒に飲みに行ったこともない」と口をそろえるが、裏では夜の店に毎晩1人で通い、散財する生活を送っていたようだ。前出の池袋の繁華街関係者が話す。

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「奥田容疑者は180cmぐらいある高身長で、腹は出ていますがすらっとした体型でした。髪の毛を常に染めていて、若く見えましたね。顔はスナフキンに似ていて、50代にしてはカッコよくてお洒落。女の子がひっかかりやすい風貌だったと思います。毎晩6時頃、当時世田谷にあった自宅から車を運転して池袋まで来ていました。1日に2~3軒は“夜の店”をハシゴしていましたね。

奥田容疑者 読者提供

 最初にハマったのはJKリフレ。小遣いを渡して“禁止行為”をすることもあったと聞きます。よく女の子のブラジャーに1000円を突っ込む、ゴーゴーバーのような遊びもしていた。都の条例で女子高生が働けなくなった後は、高校の制服姿の若い娘がいる安キャバや、大学生専門キャバクラ、他のメンズエステにも通っていました。

 昔から『若ければ若いほど好き』という性癖でしたね。デリヘルなどの風俗嬢よりも、素人の方が好みだったようです。返信がなくてもメッセージを送りまくり、『女の子の態度が気に入らない』とよく悪態をついていました」