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娘はスルー、呆れてる感じ…それぞれの家族の反応

――他の方は周囲からの反響はいかがでしたか?

ぴろりん ないです、私。記事もわざわざ家族LINEにシェアしたのに、娘にスルーされてます(笑)。

Miyuki でも言わないだけで見てる人いるんだと思うよ。SNSでフォロワーになってもいない人が話題にしていたことを友達経由で聞いて、声かけてくれればいいのにと思いました。

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©文藝春秋 撮影/末永裕樹

Kyoko どうせ付き合ってた男とかもチェックしてるって(笑)。私は息子に「ママ、アイドルやります。君たちの固有名詞や仕事は公にはしません」と最初に言いました。そしたら、「ママが楽しければいいんじゃないの」と言ってくれて、外でも結構話してるみたい。「ママのポスター自分の部屋に貼る?」と聞いたらお断りされたけど(笑)。たぶん家族は今に始まったことじゃないと思ってるし、やらかすのわかってるから。呆れてる感じかな。

Miyuki 私は孫の写真を「もう載せないでね」と言われたぐらいかな。ポールダンスの次はアイドルか、とそれぐらいの感覚なんだと思います。

3人のメンバーが脱退した経緯

――クラウドファンディングも目標の300万円を無事に達成。順風満帆にも見えますが、その後2カ月間で3人のメンバーが脱退しています。

ぴろりん 今回文春さんの取材をお受けしたのは、応援してくれた方や知ってくださっていた方にそのあたりの経緯をきちんとお知らせしておきたいという思いもあってのことなんです。実は3人が脱退したのは、Yahoo!で総合1位を獲った数日後のことでした。

©文藝春秋 撮影/末永裕樹

Yahoo!でバズったことで職場が特定され…

――盛り上がってきて、これからというタイミングですよね。

ぴろりん 軋轢自体はそれよりずっと前、みんなで顔を合わせ始めてからあったんです。素人の集まりなので何をするにも時間がかかって。9月ぐらいにオーディションが終わってからレコーディングまで3カ月ぐらい時間が空きました。その間は不安にもなったでしょうし、考えることも様々だったと思うのですが、特にAさんは周囲に対しても、不安要素を口にするようになったんです。

Kyoko レコーディングに向けてみんなが盛り上がってくると、「顔を出したくない」「歌に自信がない」と言い始めて。さらに「『GoziU』というネーミングの著作権は大丈夫なのか」「請求が来るんじゃないか」などと言うので、周囲の不安も煽られてしまって。それを全員に言うならばまだ良かったのですが、Miyukiちゃんだけに言ったり、おみつさんだけに言ったり……。

もものり 私は12月のレコーディングのときに軋轢を感じましたね。「歌いたくない」と言ってるのが聞こえて……。

©文藝春秋 撮影/末永裕樹

ぴろりん 当時は私たちもそれを共有することはなくて、各々が静観して人となりを判断していた感じです。ただ、クラウドファンディングはもう始めていて、その返礼品にはサイン入りCD等も用意していました。だからこちら側から「辞めてください」とは言えない状況でした。

Kyoko 結局、Aさんはバズったことで職場や仕事の詳細まで特定されてしまって。辛いことだったと思います。それをきっかけに完全脱退の運びになりました。