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「レコーディングのときに軋轢を感じました」アラフィフアイドル『GoziU』を襲った“メンバー脱退劇”と大いなる野望《次回曲は「メタババース」》

「GoziU」インタビュー#2

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それぞれの“覚悟”「汚れ役はどんどん買いますよぉ」

――その“覚悟”はどこから来るんでしょうか。

Miyuki 私はYOHEIさんがClubhouseで言っていた「コロナ禍の世の中を元気にしたい」というところに共感していて。私は無駄に元気だから、「この元気をどっかで役立てられないの?」とずっと思って生きてきたので、ここでやっと発揮できるのが幸せだなと。そこだけはずっとブレてないですね。

もものり すべてが新鮮で楽しみなんですよね。テレビの中で起こっていたことが自分の身に起きているのが楽しい。覚悟ももちろんあるんですけど、楽しさが一番かもしれないです。

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©文藝春秋 撮影/末永裕樹

Kyoko 50歳前後にもなって、こんなに楽しいことをやらせてもらえてる。生産性もまだ何もないけど、レコーディングさせてもらって、PVも撮ってもらって、スポットライトを浴びさせてもらって、こうやって取材までしてもらって。

おみつ 私は一応経営者しとるし、アイドルを売り出すのはお金さえあったらできると思うのよ。でもアイドルとか世に出ていくことはお金出したからできるわけではないと思うんですよ。出会いに感謝やし、現状に感謝やし、応援していただいてる方に何かパフォーマンスでお返ししたいと思います! 私は最初からあんま気持ちが変わっとらんから、なんかこれせえって言われたらやるし、汚れ役はどんどん買いますよぉ。よろしくどうぞ!

「スネには傷しかございません!」

ぴろりん いろんな決断、覚悟を決めて人生を歩んできた人が今ここに集まってるんですよね。みんな聖人君子ではないですよ、叩いたら座布団が1人につき30枚は作れるぐらいのホコリが出ます(笑)。

Kyoko 文春さんには過去のことは掘り返さないようにお願いします……(笑)。アイドルになってからは志があるのでホコリは出ませんけど、スネには傷しかございません。いや、みんなのは詳しくは知らないけどね、私はかなりヤバい!

©文藝春秋 撮影/末永裕樹

Miyuki 負けませんよ~!?

ぴろりん みんなやっぱり、様々なストーリーを経て、紆余曲折を経て現在に至ってるわけですよ。10代、20代の可愛いアイドルには負けます。ビジュアルも実力もほぼほぼ負けてるんですけど、ずる賢さと知恵、処世術と説教……(笑)。生きていくための優れたものは、こちらの方が持ち合わせているということです。

Kyoko 人の縁もそうですね。Clubhouse、クラウドファンディングと新しいものも使ってますけど、協力してくださった人の中には20代、30代の若い頃からの付き合いの方もすごく多い。そこがつながっているのは50代ならではの部分もあるかな。

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