プロ野球12球団とのコラボランチパックを販売
――商品開発は専任の部署で行っているのですか?
保田 いいえ。実は「ランチパック事業部」のような組織はないんです。マーケティング部と生産部門にそれぞれランチパック担当が数人いて、そのメンバーを中心に商品開発を行っています。
ただ当社のベースには、常に新しいおいしさを提供するために全国の工場で商品づくりをしていこうという企業姿勢があります。ランチパックに限らず、すべての商品において、全国の工場がそれぞれアイデア提案を行ったり、新商品の開発・製造を手がけたりしているので、それぞれの地域限定で売られている商品も多く発売されています。
――3月に発売されたプロ野球12球団とのコラボランチパックも、それぞれのエリア限定の商品なんですか?
保田 これは地域の特徴ある素材を使用した「ご当地ランチパック」であり、全国販売でもあるという特別ケースです。プロ野球のシーズン開幕にあわせ、3月23日から販売しています。
基本的にはコラボした球団の本拠地を中心としたエリアでそれぞれ販売していますが、「大集合期間」として全国どこでも12商品が購入できる期間も設け、プロ野球を応援しています。
オリックス・バファローズが25年ぶりにリーグ優勝を果たす
――なぜプロ野球応援コラボ商品を販売することになったんですか?
保田 そもそも、私が大の野球好きなんで! コロナ禍での試合中止や無観客での試合開催を見てきて、いち野球ファンとして何かできないか、ずっと考えてきたことがあります。
私はオリックス・バファローズの大ファンなんですが、昨年の前半戦終了時点でチームの成績が絶好調だったので、「ぜひ応援させてほしい」とコラボを提案しました。京セラドーム大阪内で提供されている「バファローズカレー」をイメージしたカレーフィリングと、勝利の願いを込めた「メンチカツ」をサンドした「バファローズカレー風とメンチカツ」を急遽発売しました。