2016年まで15年間にわたって放送されたフジテレビのスポーツ番組『すぽると!』。あらゆるジャンルのスポーツを生放送で毎日取り上げるスタイルは、多くのスポーツファンに受け入れられた。

 放送開始から20年が過ぎたいま、初代キャスターでフリーアナウンサーの内田恭子さんに当時の思い出を聞いた。

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――2001年にはじまった『すぽると!』の初代女性アナウンサーを務められたのが内田さんでした。最初に番組の話を聞いたときのことを覚えていますか。

内田恭子さん(以降、内田) 入社3年目のときに担当することになったのですが、2年目のときに『サッカー小僧』という深夜のサッカー番組を担当していて、すでにスポーツの世界に片足を踏み入れていました。

『すぽると!』の話をどんな風に振られたのかはちょっとあやふやな記憶ですが、『プロ野球ニュース』の後継番組として、野球やサッカー、格闘技までさまざまなスポーツを報道する新番組が始まります、といったかたちで話を聞いたのがはじめだったような気がします。

――『プロ野球ニュース』の後にはじまるスポーツの帯番組というと、プレッシャーも大きかったのではないでしょうか。

内田 それが、スポーツを知らなすぎたがゆえに、驚くほど恐れがなかったんです。私のスポーツ知識は「サッカーって何人でやるんですか?」レベルでした。