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「選手からのお誘いは全部無視していい」内田恭子(45)が『すぽると!』直前に先輩からもらったアドバイス

「選手からのお誘いは全部無視していい」内田恭子(45)が『すぽると!』直前に先輩からもらったアドバイス

内田恭子さんインタビュー#1

2022/05/07
note

先輩からの唯一のアドバイスは「選手からのお誘いは全部無視していい」

――野球やサッカーなど、現場ごとにしきたりや決まり事もありそうですから、取材も大変だったのでは。

内田 最初に球場に行ったときはマナーもなにもまったくわからなくて、そのままグラウンドに入ろうとしたら「まず礼をして!」と言われたり、パカパカするミュールで行ってしまったり。グラウンドに穴を開けるわけにいかないので、その日はずっとつま先立ちで取材しました。

 ただ、特にフジテレビとつながりのあるヤクルトの皆さんは本当に優しくて。先輩の旦那さんの選手も多く、「どうせなにもわかってないでしょ」という感じでご配慮してもらって(笑)。

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――フジテレビのアナウンサーとヤクルトの選手といえば、中井美穂さんと古田敦也元捕手、木佐彩子さんと石井一久元投手のカップルが有名です。

内田 木佐さんといえば、『すぽると!』を始めるときに「アドバイスをお願いします!」とお聞きしに行ったら、唯一のアドバイスが「選手からのお誘いは全部無視していい」。なんて心強いんだと思いましたね(笑)。実際、担当記者がいるので、ほとんど飲み会などは行きませんでした。

 

「会社を辞めて平井理央ちゃんの『すぽると!』を見て…」

――そもそも日付をまたぐ深夜の放送時間帯ですし、体も大変ですよね。

内田 会社を辞めて平井理央ちゃんの『すぽると!』を見て一番最初に思ったのは、「こんな時間に働いていて偉いな」でした(笑)。当時はなんとも思っていなかったのですが、普通の時間帯に生活をするようになって改めて、ハードな仕事だったのかもしれないと思いました。

――スポーツは海外取材も多そうですよね。

内田 スタッフは前乗りできますが、毎日放送に出演する私はいつも現地入りがギリギリ。ホテルは必然的に残り部屋になるので、屋根裏部屋のような天井の低い部屋やお湯が出ない部屋でした。

 

 2002年の日韓ワールドカップのときは本当にハードで、直前にノルウェーで行われた日本代表の親善試合を取材した後、成田空港に戻ってそのまま羽田空港に直行。淡路島で合宿をしているイングランド代表を取材して、その足でお台場に帰って『すぽると!』の放送をしたんです。