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こーちゃん ディズニーシーのホテルミラコスタに午後3時にチェックインして、6時くらいに彼女を迎えに行ったんですけど、それまでに400個の風船を自力で膨らまして(笑)。それでホテルの中風船だらけにしたり。

 家で風船ふくらませていって、彼女が家を出たのを外から見て、待ち合わせまでの間に彼女の家に合鍵使って入って飾りつけして、で、待ち合わせの場所に行って、一緒に家帰って、その飾りつけを見るっていう。

 結構いろんなのやりましたね。彼女が付き合いたての時にサプライズが好きと言っていたので、何かしらやろうという思いでやってました。彼女も結構やってくれてたくさん喜ばせてもらっているので、そのぶん返してあげようっていう気持ちもあったりします。

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「夢は信じれば叶う、だから『シンデレラ』」

――あいにゃんさんは、もともとアパレルブランドの運営をされていて、最近ではご自身のブランド「Areeam(アリーム)」などで、ディズニーコレクションも展開されています。最初に念願のディズニーのお仕事を受けたときはどんなお気持ちでしたか?

あいにゃん シンデレラのことを思い出しました。夢は諦めなければ叶うんだと思って。最初の1回だけじゃなくて、毎回「本当に私でいいのか」って思って、嬉しくて涙ぼわーって泣いちゃいます。ファンの方への感謝の気持ちもすごくありますし。毎回、集中して全てに愛を注ぎ込んで頑張ってます。

©佐藤亘/文藝春秋

――「メゾン ド フルール」でシンデレラをイメージしたお洋服を制作していましたが、やはりシンデレラには特に思い入れがあるのでしょうか。

あいにゃん 映画作品の『シンデレラ』はもともと好きでした。キャラクターでは、ミニーちゃんとラプンツェルの方が好きだったんですけど、プロポーズをきっかけにシンデレラの好き度がかなり上がっています。

 これには結構意味があるんです。彼は私を変えてくれたんですよ。ショップ店員になるのも、YouTubeを始めたのも、導いてくれたのは彼で。私の中で“フェアリーゴッドマザー”であり、王子様でもあって。私自身も子どもの頃から『シンデレラ』を見て、夢は信じれば叶うって思ってたのが本当に通じて。日ごろから彼にこのことを伝えていたので、それも踏まえて彼からのプロポーズも『シンデレラ』だったという流れなんです。

 着た方がシンデレラになった気持ちになれるといいなって、私がフェアリーゴッドマザーになった気持ちで作ってました。みんながその映画の主人公になれるものを出せるといいなって毎回思ってやってます。