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〈「TEGOSHI BEAUTY SALON」全店閉店へ〉手越祐也「店舗拡大」と豪語していたが…従業員半数が去った“ブラック経営”

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手越は代表でも役員でもない

「開店前の研修もE社の運営する店舗。最初はそういうものかと思いました。でもその後、何度も『人手不足』を理由にE社の店舗に回された。T社に就職したのに……」(別の従業員)

従業員に送られた“出向”メール

 そこでE社に「おかしいのでは」と言うと、T社の代表から〈辞令〉メールが届き、出向という形でE社での仕事を命じられたという。

 

 実は手越はT社の代表でも役員でもない。奈良市在住の女性が代表だが、

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「姿を見たことも無い。実質的に『代表』を務めるのはE社社長の父で、複数の美容会社を経営するAさんです。T社の役員に名前はないのですが、従業員の面接もAさんが担当」(同前)

 従業員管理もE社が担うが、そこでも問題が。昨年1月、家族がコロナに感染し、濃厚接触者となった従業員が言う。

「E社に保健所の指示に従うよう言われ、自宅待機すると、22万円の給与が約8万円に減らされていた。そこで休業支援金の申請をしようとE社に書類記載を頼んでも、なぜか『休めと指示していない』と拒否された。書いてもらう交渉に1年かかりました」