《数十人しか入らないような小さな劇場に、僕らの漫才を見に来てくださったこともありました。「冒頭は良かったけど、後半をもっと面白くしないとな」と具体的なアドバイスもくださり、僕らが目指しているM-1のことをいつも気にかけてくださっていました。こんなにも身近に寄り添ってくださって、国民の大スターでありながらも一番親しみを感じられたのは、上島さんの器の大きさ故だと思います。
信じてくれた上島さんに「売れた姿を見てほしかった」
上島さんは毎回「仕事はどうだ?」「ご飯食べれてるか?」と心配してくださるとともに「お前は売れる」と励ましの言葉をかけてくださりました。告別式で最後にお会いした時は「ありがとうございました」とお礼に加え、「売れます。また報告しに行きます」とお伝えしました。本当は、もし僕が売れることができたら、その売れた姿を見てほしかったです。
上島さんの真似をして、同じお酒を注文して、同じ数だけ飲む僕を見て「お前も飲めるなあ」と嬉しそうにニコニコ微笑む上島さんにお会いできないと思うと寂しさが募りますが、上島さんが最後に可愛がった後輩という自信を胸に前に進んでいこうと思います。
上島さん、ありがとうございました。賞レースの賞金で黒霧島を買って、乾杯しに行きます》
上島さんに“息子”の言葉は届いているだろうか。
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【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】
▼いのちの電話 0570-783-556(午前10時~午後10時)、0120-783-556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前9時)
▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)
▼よりそいホットライン 0120-279-338(24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226(24時間対応)
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