和田アキ子のものまねで大ブレイクしたお笑い芸人・Mr.シャチホコさん(29)。プライベートでは2018年に23歳年上のものまね芸人・みはるさんと結婚し、話題を集めた。

 そんなシャチホコさんに貧乏だった下積み時代や結婚までの経緯、コロナ禍の代役出演について話を聞いた。(全2回の1回目/後編を読む)

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最初は単純に仕事の先輩という感じだった

――シャチホコさんは2018年に23歳年上のみはるさんと結婚しましたが、どこで出会ったのでしょうか。

Mr.シャチホコ(以下、シャチホコ) 僕は大学卒業後、ものまね芸人を目指しながらアルバイト生活をしていたんですが、ちょうどその頃、コロッケさんが麻布十番に「コロッケ ミミック トーキョー」というお店を出したんです。

 そこのネタ見せオーディションで、僕の前に歌ったのがみはるさんでした。もちろん先輩芸人なので、みはるさんのことは知ってはいたんですが、ほとんど話したことはなくて。

Mr.シャチホコさん

 みはるさんが中島みゆきさんのものまねをして、僕がMr.Childrenのものまねをした時にコロッケさんから「2人で『糸』を歌ったらいいんじゃない?」って言われて。やってみますかということで、ほぼ初対面だったんですが、連絡先を交換して一緒にカラオケ行って練習していました。

――みはるさんに対する第一印象はいかがでしたか。

シャチホコ 大先輩のすごい方っていう印象でした。偉い人たちがみはるさんがくると「おつかれさまです」って頭下げるので、萎縮していました。この業界が長い方なんだなって。単純に仕事の先輩って感じでしたね。

 

だんだんとみはるさんに惹かれていった

――みはるさんは一目惚れに近かったとおっしゃっていましたね。

シャチホコ そうらしいんですけど、全く気づかなかったんです。そんな風に思ってくれていたのは嬉しいんですけど、鈍感なのでいち後輩として可愛がってくれているのかなって。みはるさんは姉御肌で、いつも後輩を家に呼んで、手料理を振舞ってくれていたので。

 僕の仕事の悩みを親身に聞いてくれたり、ものまねのアドバイスをしてくれるので本当に面倒見のいい先輩だなって思っていました。