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永田町から消えた「沖縄族」
読売新聞に『贖罪と慈愛を継ぐ「沖縄族」の必要性』(5月22日)というコラムがあった。自民党にはかつて「沖縄族」とも言うべき人たちがいた。利権とは無関係に沖縄振興に奔走した。
《「沖縄族」に共通しているのは、太平洋戦争を知る世代であり、沖縄に対する贖罪の思いと深い慈愛を持っていることだ。現在の永田町を見渡しても「沖縄族」が見当たらないのが残念だ。》
時間の流れで戦争を知らない政治家だけになるのは仕方ない。しかし沖縄に対して無関心と思える態度を平然とみせるのはおかしい。
報道もそう。沖縄本土復帰50年の「記念日報道」をピークにしてよいのだろうか。