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 自分の心の声と違う行動をしていたら「あの時こうしてれば……」みたいな後悔も出てきたと思うんですけど、自分が好きでやってることなので、「ま、私は変わってるのかな」くらいで終わってます。

――小野さんは「癒やし系」と評されることが多いですが……。

小野 真逆ですね。周りからも「まったく癒やされない」と評判です(笑)。

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 20代、30代はグラビアでインタビューをしていただくことが多かったのですが、その頃は特に、私のイメージって「三歩下がってついてきてくれるいいお嫁さん」のような感じだったのかなと思います。旦那さんが帰ってきたらエプロンつけて出てきて、「お風呂にする? 私にする?」みたいな(笑)。

写真=佐藤亘/文藝春秋

「将来どんなお嫁さんになりたい?」に…

――実際、記者から「将来どんなお嫁さんになりたい?」と質問をされている小野さんの記事を読んだことがあります。読者のために夢を壊さないようにされていた部分もありますか。

小野 そうですね。もちろん、私のどこかにある「かわいいところ」を増幅させて前面に出しているので、別に完全に演じているわけじゃないんです。でも「結婚願望ないんです」はやっぱり言えませんでしたから、夢を売っていた部分は正直あります。もう時効ってことでいいですかね……。

――今は「癒やし系」の看板を下ろしてもいいかな、と。

小野 イメージをずっと貫いている方は本当に尊敬します。ただ自分は41歳になって、私自身が素で喋ってくれる人の方が好きということもあって、もうそのまんまでいいかなっていう気分ですね。

――グラビア活動は今後も続けていきますか。

小野 引退したわけじゃないですけど、今はそんなにグラビアに心が動かないので……。やるならちゃんとやりたいので、お休みという感じです。

――もともと俳優志望だったそうですが、ビジュアルのお仕事をはじめたきっかけは何だったのでしょうか。