(Q.別室での個別指導の申し出はどちらから?)
教頭:
子どもです。まず子どもが「僕に寄り添う人、僕の気持ちを分かってくれる人をつけてほしい」と。困っている子どもがそこにはいる。子どもの「困り感」を取っ払って、学習に向かうべき姿に向かわせてやりたいと
しかし、本人に聞くと…。
児童:
教頭先生が(僕が)イラっとしたときに「こっちの部屋行き」って紹介されて。イラっとしてないときも「行こ行こ」と言ってきて。はじめは無理って断ってたけど、結構しつこくなって。面倒くさくなって、もういいやって
「児童からの申し出」と主張する教頭に、「教頭からの執拗な勧誘があった」と言う児童。どのような思いで1年半の月日を過ごしていたのだろうか?
(Q.戻りたいとは思わなかった?)
児童:
ちょこちょこ、たまに。戻らんで大丈夫なんかなとか、寂しいなとか思ったりします。どうせ言っても無理やろなと思いこんだり
(Q.普通の教室になぜ戻れないと思った?)
児童:
勉強できないみたいな感じになってた、先生が言うには。プリントも次進みたいと言っても、「まだここやっとき」と言われて、自分が頭悪いから次に進まれへんのかなと思ったりして
松井市長「不適切」 専門家派遣で児童をサポート
児童は保護者の指摘で現在はクラスに戻ったが、1年半の隔離により学習面での遅れが目立っているという。この問題に市教委は…。
大阪市教育委員会 担当者:
子どもの特性や心身の状況に応じて、このような個別指導、個別支援を行うことはあることなんですけども、ただし、保護者への説明が必要であったということは、教育委員会としても認識しておりますので、不適切であったと言わざるを得ない
大阪市の松井市長も、記者団の取材に対して次のように述べた。
大阪市 松井一郎市長:
これは不適切だと思う。私が市教委に話したときに、その情報がなかったのも大問題だと思う。まずは子どもたち、保護者に寄り添った対応をするようにと市教委に伝えた