数年前までは円満な家族関係のイメージが強かった秋篠宮家。しかし近年は、眞子さん・圭さんの結婚を発端に、“円満な秋篠宮家”に揺らぎが生じている。
ついには、紀子さまと眞子さんの間に“不仲説”まで囁かれる異常事態。いったい何が秋篠宮を変えてしまったのか? ジャーナリストの奥野修司氏による新刊『マコクライシス』より一部を抜粋。(全3回の2回目/#1、#3を読む)
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〈私の両親は、孫たちに会うことを本当に楽しみにしており、また子供たちも、私の両親に会うことをとても楽しみにしています。ですから、もっと両親と私の子供たちが会う機会を多くしたいと思います。九七年も私たちはネパール、ブータンを外遊した際に、二回くらい、子供たちが御所に行って遊びました。御所に行くことをとても楽しみにしていて、玄関を入ると、いつも二人で駆け出して行きます。そして母や妹と、時がたつのを忘れるかのように遊んでいます〉
これは江森敬治著『秋篠宮さま』(毎日新聞社)から引用した一節だ。「子供たち」というのは眞子さんと佳子さまである。1997年出版だから、眞子さんはまだ6歳ぐらいの頃だろう。
場面を想像するだけでも楽しげで、一点の曇りもない一家団欒の風景が目に浮かぶ。実際、数年前までを私たちがイメージする秋篠宮家はまさしくこんな家族だった。ところが、眞子さんと小室さんの結婚を通して、これまで多くの人がいだいてきたイメージとは違った秋篠宮家が浮かんできたように思う。
「小室さんのピアノを聴きたい」
NHKのスクープで眞子さんと小室さんの婚約が明らかになったのは2017年5月だが、その年の11月、秋篠宮さまの誕生日会見で、同席した紀子さまがこう言われた。
「小室さんのピアノを聴きたいと話しましたところ、快く応じてくださり、小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら、私たちは心和むひとときを過ごしました」
紀子さまが絶賛するのに対して、秋篠宮さまは不安そうだったという。
「当時は、娘を嫁がせる父親の複雑な心境かなと思ったのですが、今になって考えてみると、小室さんが婚約発表翌日の会見で眞子さまとの会話をペラペラしゃべったのを聞いて、困った、困ったとおっしゃったほどですから、あの時の殿下は漠然とした不安を抱えていたのではないでしょうか。浮かれていたのは紀子さまだけだったのかも……」(皇室記者)