秋篠宮が困惑した「小室文書」
2020年11月の誕生日会見で、秋篠宮さまは「結婚することを認める」発言し、12月に入ると西村宮内庁長官が小室さんの代理人を呼び、ふたりが結婚へ進むための道筋を小室さん側へ教えたといわれる。これに応えるように出されたのがA4用紙28ページにのぼる「小室文書」だった。
しかし、ここで予期せぬ展開になっていく。
秋篠宮さまは「小室文書」を見て驚き、困惑していたという。それはそうだろう。あの文章を読んで納得できる人がいたとは思えない。
「小室さん側がだれかに相談していたら、あんな文書は出さなかったと思います。相談できない雰囲気があったんでしょうね。結婚は生きていくために必要な選択ですとまで言い切ったのに、だれとも話し合っていなかったんです」(宮内庁関係者)
では、秋篠宮さまが親として、娘の結婚に向けて動いたかというと、そこまでは至っていないという。関係者によれば「小室さんはどこまで本気なのか、おそらく彼の出方を待っていたんだと思います」ということらしい。
先の天皇陛下のお言葉を受けて、秋篠宮ご夫妻と眞子さまがすぐに話し合いをしたかというと、どうもその気配はなかったらしい。その理由は、これまで親と娘の仲がうまくいってなかったから、というのが大方の見方である。
悠仁さまが誕生してから、紀子さまが「皇嗣家にふさわしく」とうるさく言うようになり、娘たちとの間でギクシャクし始めたと関係者は語っていたが、眞子さんの婚約者である小室さんが批判されるようになってさらに関係が悪くなったのかもしれない。
小室佳代さんへの優しさは「実母への反発」ゆえか
気になるのは小室佳代さんが「文春WOMAN」(2021年夏号)で、〈(眞子さんに)お会いした時には、「私は完璧な母ではないです」「ちゃんと息子を育てあげていないので」と、不安な気持ちを正直にお伝えしたんですが、それでも受け入れてくださって。(略)私は本当に感謝の言葉しか申しあげられません……〉
と語っていて、眞子さんが小室さんの母親にやさしく接していることをうかがわせている。もちろん、眞子さんが小室さんの母にやさしくしていることは取材記者の間でもよく知られていた。
「小室くんの怪しい雰囲気もそうですが、彼のお母さんを見て、品があると思う人はあまりいませんよね。雅子さまも美智子さまも、皆さんキリッとされているし、違いは明らかです。面と向かえば引きそうな風貌なのに、眞子さまは、あのお母さんにほんとにやさしく接しているそうなんです。不思議ですね」
では、実の母である紀子さまにやさしいかというと、ほとんど聞かない。実の母親よりも、他人である小室さんの母により距離が近いということは、実の母に対する反発の裏返しのようにも思える。