1ページ目から読む
2/4ページ目

 それからほどなくすると、小室家の「金銭トラブル」や、母親の元婚約者のことが週刊誌に次々と暴露されるようになった。秋篠宮さまは心を痛めたのか、どんどん痩せていかれたという。不安が現実になってしまったのだろう。では紀子さまはどうか。

「あれほど小室さんのことを褒めていた紀子さまですが、小室家の金銭問題が週刊誌に次々と書かれると、コロッと態度を変えられたんです」(前出の記者)

「結婚反対」の意志を強めた紀子さま

 結局、翌年の2月に婚約は延期されたが、この頃から、紀子さまは眞子さまの結婚に強く反対されるようになったという。

ADVERTISEMENT

 婚約が延期された年の秋篠宮さまの誕生日会見で、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ」納采の儀を行えないと述べられたが、その場にいた記者は、それよりも紀子さまの発言に違和感を覚えたという。

紀子さま、眞子さま(当時)、佳子さま ©文藝春秋

「眞子さまの体調がすぐれないと言われたのはいいとして、『長女の眞子がいとおしく、かけがえのない存在として感じられる』と言われました。そんなことを記者会見で言う必要があるでしょうか。つまり、紀子さまは眞子さまとコミュニケーションがとれていないのだろうと思いました」(宮内庁担当記者)

 紀子さまと眞子さんが互いに避けている、話し合おうとしないといったことが囁かれるようになったのはこれ以降だ。ところが、婚約内定から約4年が経過した2021年9月、紀子さまは55歳の誕生日に文書でこんな回答をされた。

「長女の結婚については、親として娘の思いや考えを受け止められるよう、対話を重ねております。こうした中、共感できることもあれば、意見が違うこともありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合い、長女の気持ちをできるだけ尊重したいと思っております」

 前年の誕生日では「対話を重ねながら、親として娘の気持ちを受け止め、一緒に考えていくことが大切だと考えています」にとどまっていたことを考えると、紀子さまの態度が大きく軟化し始め、これまでの様相と違ってきたことを関係者は感じたという。

 この7カ月前の2月、天皇陛下が眞子さんに「ご両親とよく話し合い」なさいと言われたことがきっかけなのか、それとも新型コロナの蔓延で自粛を強いられたせいで家族で話し合う時間ができたのか。いずれにしろ、秋篠宮家に変化があったのだろう。

 流れが変わるのはこの後である。