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果たして大宮で乗り継げるのか…
そうとなれば、冬の山形の個人的大好物“きくわた(タラの白子)”を目当てに、山形にはできれば20時前には着きたい。ワーキングスペースもある金沢駅の待合室で“東北新幹線運転一部再開”というニュースを目にしつつ、山形までの乗り継ぎをチェックする。
時刻表によると金沢駅14:47発のはくたかに乗り大宮駅に17:27着。17:25発のつばさ山形行きがあるものの2分の差で間に合わない…でも絶対東北新幹線の遅れが残っていると読み、金沢駅の窓口で大宮17:27分着のはくたかと25分発のつばさの発券をしてもらう。
指定された座席に座っていると「ここわたしの席ですが…」というお客さんが。切符をよく見るとはくたかの日付が翌日になっており間違って発券された模様。本日のつばさのチケットも見せつつ車掌さんに説明、スピーディーかつ的確に対応いただく。車掌さんから「ところでつばさ号への乗り継ぎが大宮で間に合わないチケットですが…」と指摘されたので、大宮でつばさの遅れに賭けてみたいんですと釈明。
糸魚川駅にて車体の雪落しのため3分延発でヤキモキ。はくたかの車中でつばさの遅れについての案内などはなく、とにかく大宮駅に着かないと状況はわからない。はくたかは3分の遅れを取り戻し定刻に大宮駅着。ダイヤ通りだと2分前に出発しているつばさ、何と9分遅れで17時34分発というミラクル。西村京太郎先生の小説のような…いや、トリックは何もないが何とか19:45に大雪の山形駅着。