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ポイント1:主人公アムロの境遇

 主人公アムロ・レイは、もともとはスペースコロニー・サイド7に暮らすメカ好きの内向的な少年だったが、地球連邦軍とジオン公国軍の交戦に巻き込まれ、ホワイトベースの仲間たちと協力して南米ジャブローの連邦軍本部まで到達。もとは民間人が大半だったホワイトベースのクルーたちは、そこで正規の軍人として任官されることになった。

(C)創通・サンライズ

 正式に軍人になったばかりのアムロは、脱走兵(ドアン)や戦災孤児たちと接することで何を思うのか。彼の内面的な変化に注目したい。

ポイント2:ククルス・ドアンとは何者か?

 ククルス・ドアンは、かつては「赤い彗星(シャア・アズナブル)」と並び称されるほどの、ジオン公国軍の歴戦のMS(モビルスーツ)パイロットであった。しかし、搭乗していたザクを持ち出して脱走兵となる。ドアンはカナリア諸島の北端にあるアレグランサ島に潜み、戦災孤児たちと生活をともにし、孤島に近づくものは連邦軍・ジオン公国軍を問わずに迎撃して戦闘不能や武装解除に追い込んできた。ドアンはなぜこの島にこだわるのか。この島にはどのような秘密が隠されているのかも注目のポイントである。

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(C)創通・サンライズ

 できれば、TVシリーズ『機動戦士ガンダム』第25話「オデッサの激戦」などを見ておくことをお勧めする。