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“フジテレビの駅”「台場」に“ナゾのロボット”がとんでもない数あつまってる…! SFみたいな本当の話

2022/05/02

 ゆりかめもに乗ってレインボーブリッジを渡り、お台場にやってきた。

 いつもならばお台場に何があるのかと歩き回ることになるのだが、今回は歩かなくても知っている。

「お台場にはロボットがいるんです」

©iStock.com

 お台場にあるのは、フジテレビとデックス東京ビーチとダイバーシティで、あとは自由の女神とガンダムがいる。

 あとは大きなホテルがあっていくつかビルがあって、そのほかにはお台場そのものが広大な公園になっているような、そういう按配である。ちなみにヴィーナスフォートはつい先日、営業を終了している。

 そんなお台場になぜやってきたのかというと、ロボットがいるんです、という編集氏からの誘いがあったからだ。なんでも、日本科学未来館で「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」という特別展をやっているらしい。そしてそこに行けばいろんなロボットに会えるのだという。

日本科学未来館(日本科学未来館提供)

 つまりはロボット展ということなのだが、だいたいロボット展というと最新鋭の人型ロボットがいくつか“アイキャッチ”のごとく展示されていて、あとは一般人にはあまり馴染みのない産業用ロボットが並んでいるようなものではないのか。

 そう思ったが、今回のロボット展は人間とロボットとの関わりが大きなテーマになっているらしい。さらに、国内の展覧会史上最大規模の約90種130点ものロボットが集結しているのだとか。となれば、ちょっとおもしろいのではなかろうか。というわけで、お台場までやってきたのである。

そもそも「ロボットって、なんだ?」

 日本科学未来館で出迎えてくれたのは、「きみとロボット」展を担当している科学コミュニケーターの宮田龍さん。宮田さんに「きみとロボット」展を案内してもらった。

 

 会場に入って最初に待ち受けている展示ゾーンのテーマは「ロボットって、なんだ?」。壁には宮田さんの汗と涙の結晶だというロボットヒストリーが描かれている。ちなみに、ロボットという言葉はチェコの作家であるカレル・チャペックが1920年に生み出した造語なのだとか。

「ただ、ロボットという言葉が生まれる以前から、からくり人形のように人びとに親しまれてきたものはありました。言葉はなかったですが、ロボットの一種といってもいいかもしれません」(宮田さん)

 

 中央にはいくつものロボットが並んでいる。ひときわ目を引く黄色いロボットは、HRP-1という人型ロボット。1997年に開発されたもので、動く人型ロボットの実現を目指したプロジェクトの第1号機だという。が、あいにく筆者はロボットに疎いもので、初めてお会いしました……。