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母親から心配の声も…

もえあず 最初はびっくりしていましたね。友達は私がこんなに食べるとは思っていなかったので。父や母は私がよく食べるのは知っていましたが、まさか大会に出るほどとは思っていなかったみたいで、「そんなに食べて大丈夫? お腹壊さない?」って心配していました。今はみんな応援してくれますね。

――大食いの大会だと、レジェンドの方もたくさんいたと思いますが、実際に戦ってみるとやはり強かったですか。

もえあず 大食いレジェンドの方みなさんと戦ったわけではないですが、やっぱり最初は圧倒されましたね。大食いであることプラス早食いでなければ勝てないので、戦略を考えたり、他の方の特徴をみて、攻略法を考えたりしました。

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 大食いはもちろんですが、大会となると食べる環境が結構過酷で。雪の降る屋外で、ひたすら駅弁を食べたり、海に浸かりながらソーセージを大食いしたり。船の上で開催されたこともありました。

 炎天下のマニラで大食いした時は、暑さで大変でした。5代目爆食女王の決勝戦だったんですけど、暑い中とんこつラーメンを食べなければいけなくて。さすがに火傷防止のためにスープ完飲はしなくてよかったんですが、過酷な戦いでしたね。

――そんな暑いマニラで、60分間でとんこつラーメン20杯を完食し、5代目爆食女王になりましたね。当時の心境はいかがでしたか。

もえあず もちろん嬉しかったです。最後の最後まで服部理沙さんとほぼ一緒のペースで食べていて、結果は同数だったので残量対決だったんですが、優勝した瞬間、人生が変わった気がしました。

大食いのトレーニング法

――大食い大会前はトレーニングなどはされるのでしょうか。

もえあず ちゃんとしたトレーニングはあまりしていなかったです。ほぼ毎日大食いの仕事をいただいていたので、それが練習の代わりになっていて。

 

 ずっと大会に出ていたときは、スケジュールがハードで、朝は早くて。アイドル活動した後に、大会に参加して、終わったらそのまま飛行機に乗せられて海外のイベントに行くこともあったので、大食いのトレーニングよりも体調を崩さないように気をつけていました。

――大食いで欠かせないのは「顎の力」だと言われていますが、顎対策は何かしていましたか。

もえあず 顎は結構意識していました。大食いは速さが重要なので、顎の力がないと、飲み込むのが遅くなってしまうんですよね。日頃から、噛む回数を意識していました。あとは飲み込む力も大切です。早く噛んでそれなりに小さくなったところで、飲み込む。