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〈東名あおり運転 懲役18年〉元交際女性が“何度もあった”と暴露した石橋和歩被告の“超危険運転”「車のハンドルを足で…」

 2017年、神奈川県の東名高速で、萩山友香さん(当時39)運転のワゴン車の前に繰り返し割り込み、友香さんと夫の嘉久さん(同45)を死亡させ、娘2人にけがを負わせた事件。6月6日のやり直し裁判で横浜地方裁判所は、石橋和歩被告(30)に懲役18年の判決を言い渡した。争点となっていた危険運転罪の成立が認められた。

 逮捕前後は容疑を否認していたという石橋被告。なぜ家族の幸せは、一瞬にして奪われてしまったのか。石橋被告の素性、事故当時の様子、遺族の怒りの声を報じた「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:「週刊文春」 2017年10月26日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)

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一家はディズニーランドの帰りだった

事故が起きた現場(2017年6月 神奈川・大井町)

 2018年6月5日、神奈川県大井町の東名高速下り線で起きた痛ましい死亡事故は、4カ月後に“事件”へと発展した。死亡事故を誘発したとして自動車運転死傷行為処罰法違反と暴行容疑で逮捕されたのは、福岡県在住の石橋和歩容疑者(25)だった。

「萩山嘉久さん(当時45)と妻・友香さん(当時39)夫婦は、2人の娘とディズニーランドやお台場を観光した帰宅途中でした。パーキングエリアで道をふさいでいた石橋を注意したところ逆恨みされた。約1.4キロにわたり追いかけられ、執拗な進路妨害をされたため、やむなく車を停車。車外で石橋から胸倉を掴むなどの暴行を受けた後、後方からトラックに衝突され、夫婦は亡くなりました」(社会部記者)