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介護士のイメージ変わった「成長の瞬間に立ち会えるのが面白い」

 

山中さんは、なぜこの業界に入ったのか。

山中悠嗣さん:
(趣味で)トレーニングをしていて、実業団に入るのを目標に(会社に)入ってきたので、介護が目的ではない。もともと全く興味がなかったです、正直

パーソナルトレーナーを目指して専門学校に通っていたが、コロナで求人が減り、断念。

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専門学校の先生から“マッチョな介護士”の求人募集があると聞き、興味を持ったという。その頃の介護業界のイメージは…

山中悠嗣さん:
キツいし、汚物とかも扱わないといけないし、給料もそんなに良くないってイメージが

 

しかし、働いていくうちに…

山中悠嗣さん:
生活していけるお金はもらっていますし、汚い場面もあるってだけで、それ以外のところの方が多いので。人の成長を見て仕事ができるのがすごく楽しく、できなかったことができるようになる瞬間に立ち会えるのが面白い

きっかけは深刻な人手不足だったが…

 

山中さんのようなマッチョな人たちを介護の世界に呼び寄せたのが、東海3県で19の施設を運営している「ビジョナリー」の代表・丹羽悠介さん(37)。

 

丹羽悠介さん:
介護の業界がずっと人手不足なので、人が来る業界になってほしいと…。ただ介護がしたい人を探しても集まらないと思ったので、会社に魅力を持ってもらって…

きっかけは、介護業界が抱える深刻な人手不足だった。

 

介護職員の数は、2023年には約22万人、2025年後には32万人、さらに、2040年には70万人ほど不足すると予測されている。

 

丹羽悠介さん:
若い子たちが目指す業界にしたいって。マッチョの実業団を作って募集をしたら、たくさん集まってきた

 

以前は募集をかけても年間1、2件しか問い合わせがなかったというが、2018年頃から“マッチョな人”の採用を始めたところ、問い合わせが急増。2018年には、福祉業界として初めて「フィットネスの実業団」も設立した。