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その後、X氏には労務管理担当者や情報制作局局長による聞き取り調査が行われた。
旬報法律事務所の佐々木亮弁護士が語る。
「ハラスメントを管理すべき立場のX氏がパワハラを行うのは問題。会社も安全配慮義務を怠ったと言える。A氏の医療費の支払や、精神的苦痛に対する慰謝料を支払う責任も生じ得ます」
フジテレビ広報による回答
X氏を電話で直撃すると「会社に連絡してください」と言うのみ。フジ広報にX氏によるパワハラ、A氏の自殺未遂、聞き取り調査などについて質問状を送ると、概ね次のように回答した。
「御誌の質問には当社の認識と異なる内容が含まれていますが、ご指摘があった番組CPの言動等に関しては、当時の状況など詳細を確認しているところです。社員・スタッフが働きやすい環境を整えることは、すべての番組や職場において重視しており、当該番組についても改めて適切なあり方を検討しております」
4月から始まったばかりの番組で、一体、何が起こっているのか――。
このほか、番組スタッフが置かれていた過酷な労働環境、A氏以外のパワハラの被害者、X氏がオファーした番組出演者などを、6月8日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月9日(木)発売の「週刊文春」で詳報している。
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